model: YYB Hatsune Miku_10th
MMDスタジオはMikuMikuDance(MMD)の3DモデルファイルであるPMXファイルをWeb上で表示させる専用のビューアーです。
Webアプリケーションなので、WindowsだけじゃなくMacなど他のOSのPCからも使用可能です。
DollRoomは元々、スマートフォンでPMXモデルを眺めて楽しむために作られたサービスのため、スマートフォンからも直感的に操作できるように開発を行なっています。
MMDの専門知識が無くても、お手元のPMXファイルを簡単に表示させてフィギュアのように眺めることも、VMDファイル、VPDファイルをアップロードしてダンスモーションをさせることもできます。
MMDスタジオはこれまでDollRoomで開発を進めてきた、「スタジオ Babylon」の仕組みを継承し、最新化、各機能の安定化、拡張を行なった後継MMDビューアーです。
Webで3Dを表現するエンジンBabylon.jsと、Babylon.jsでMMDを表現させることができるBabylon-MMDという素晴らしい技術を採用しています。
スタジオ Babylonについてはこちらのブログ記事ご覧ください。
今後はMMDスタジオを中心にメンテナンスを行っていきます。
ともなって「スタジオ Babylon」についてはどこかのタイミングで閉鎖する予定です。
既に使っていただいていた方は、「スタジオ Babylon」からBPMXデータをダウンロードして、MMDスタジオにBPMXファイルをアップロードしていただければと思います。
BPMXファイルをアップロードして頂くと、自動的に最新バージョンのBPMXファイルに内部で再作成されます。
この記事で使用したモデルの紹介
Vhigh! アイドル01
https://booth.pm/ja/items/5054572
参考画像がスタジオ Babylonのものになっており、若干メニューなどのデザインが異なりますが、機能部分は基本的に同じです。
時間のある時に更新しますので、それまでご了承頂ければと思います。
PCから行う場合は、PMXファイルとテクスチャファイルがまとまったフォルダをそのままアップします。
アップすると、自動的にスタジオに最適化された専用のファイル形式(BPMX)に変換され、モデル一覧に加わります。
一度アップロードすると、ブラウザ内にデータが保存され、次回以降はアップロード作業は不要になります。
モデル一覧からアップロードしたモデルを選択し、読み込むボタンを押すことでスタジオに表示されます。
BPMXファイルはBabylon PMX
というBabylon.js(Webで3Dを扱う技術)での操作に最適化された特殊なPMXファイルと思っていただければと思います。
PMX to BPMX Converterという、公式のコンバーターも用意されているので、こちらでBPMXファイルを作成しても問題ないです。
公式コンバーターで作成したBPMXファイルは、BPMXファイルアップロードエリアからアップロード可能です。
PCの手順と違って、少し手間ですが、以下2通りの方法でBPMXファイルを作成する必要があります。
PCのモデルアップロード手順に沿って、モデルファイルをアップロードします。
アップロード後、BPMXファイルをダウンロードするボタンがあるので、そのボタンを押してダウンロードします。
上記PCの場合でもご紹介しましたPMX to BPMX Converterという、公式のコンバーターも用意されているので、このサイトでBPMXファイルを作成します。
作成したBPMXファイルをスマートフォンに送ります。(Google Driveなどを使えば簡単です。)
スマートフォンからDollRoomを開き、BPMXファイルのアップロードを行います。
複数のモデルを表示させることも可能です。
ただし、モデルの複数表示は負担が大きいため、スマートフォンでは非推奨です。
VMD形式のモーションファイルと、VPD形式のポーズファイルをアップロードすることができます。
これらもモデルファイルと同様に、ブラウザに保存されるので、次回以降は再アップロード不要です。
アップロードしたモーションファイル、ポーズファイルは一覧から選択できるようになります。
モデル、カメラから適用したい方を選んで、モーションを選択します。
同様の方法でポーズ、オーディオを適用できます。
モーションが適用されると、画面下にコントローラーが表示されます。
再生ボタンを押すことで、モーションが再生されます。
また、スライダーを移動させると、見たいシーンまで移動することができます。
コントローラーの表示、非表示はダブルクリック(スマートフォンならダブルタップ)で切り替えられます。
モデルを読み込むとメニューボタンの下に以下のアイコンが追加されます。
ボタンの表示、非表示はダブルクリックで切り替えられます。
カメラのアングルのみを操作するモードです。
モデル操作用のコントローラーを非表示にすることができます。
アングルを操作する方法はPC・スマートフォンでそれぞれ以下のようになります。
PCの場合:マウス左ドラッグでアングルを操作します。マウス右ドラッグでカメラの位置を操作します。マウスホイールによるスクロールでズームイン・ズームアウトを行います。
スマートフォンの場合:1本指スワイプによってアングルを操作します。2本指スワイプによってカメラの位置を操作します。ピンチイン・ピンチアウトでズームイン・ズームアウトを行います。
VMDモーション付きカメラと通常のカメラを切り替えることができます。
カメラにモーションを適用すると表示されます。
モデルの位置を操作します。モデルの下に操作用のコントローラーが表示されます。
モデルの回転を操作します。モデルの下に操作用のコントローラーが表示されます。
モデルをタッチ・カーソルドラッグで動かすことができます。
カメラのアングルが固定になるので、カメラアングル操作とこのモードを交互に切り替えてお使いください。
モデルを読み込むと、そのモデルのモーフが一覧で表示されます。
それぞれのスライダーを変化させることで、モーフ操作が可能です。
モデルを読み込むと、そのモデルのマテリアルが一覧で表示されます。
スライダーを変化させると、透明度が変わります。
スライダーを左に移動させるにつれて透明度が変化し、最終的に非表示になります。
表示させたくない部分がある場合に便利な機能と思います。
スタジオに背景画像をセットすることができます。
お好みの画像をスタジオにアップロードして、活用してみてください。
デフォルトで床を表示させていますが、必要無い場合はスタジオの設定から非表示にすることができます。
スタジオ設定から行えます。
モデルの読み込みや、モーションの適用など操作した内容を保存、復元することができます。
スタジオ設定から保存が行えます。
次回、スタジオを開いた時に復元するかを問われるので、復元を選択すると保存した状態を復元することができます。
注意. カメラのアングル操作は保存されません。